発刊にあたって |
《堀越 智》 |
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第1章 マイクロ波エネルギーの熱および非熱プロセス |
《堀越 智》 |
1.はじめに |
2.マイクロ波の歴史 |
3.マイクロ波発熱 |
4.熱源としてのマイクロ波の特徴 |
5.電磁波効果 |
6.おわりに |
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第2章 生物・生体応用 |
第1節 マイクロ波殺虫 |
《柳川 綾》 |
1.はじめに |
2.マイクロ波殺虫の原理 |
3.木材を対象としたマイクロ波殺虫の一般的な現状 |
4.昆虫へのマイクロ波の非加熱効果 |
5.おわりに |
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第2節 植物の有効育成 |
《堀越 智,鈴木 伸洋》 |
1.なぜこの研究を始めたのか? |
2.マイクロ波と植物 |
3.マイクロ波と植物の出会い |
4.マイクロ波は電磁波エネルギーとして利用されているのか? |
5.地球温暖化に対する耐性 |
6.害虫から植物を守れるのか? |
7.マイクロ波の照射方法 |
8.おわりに |
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第3節 交流電界中での非球形細胞の配向を用いた生死判別 |
《須加 実》 |
1.はじめに |
2.非球形細胞の電界配向現象 |
3.電界配向現象の原理 |
4.電界配向による単一細胞の生死判別 |
5.おわりに |
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第3章 医療応用 |
第1節 マイクロ波がん治療とその最新研究 |
《浅野 麻実子,田伏 克惇》 |
1.マイクロ波を用いたがん治療法とその死滅メカニズム |
2.マイクロ波を用いた最新のがん治療研究 |
3.まとめ |
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第2節 組織標本作成 |
《八田 秀樹,中嶋 隆彦》 |
1.病理診断科(医師の中の医師,病理医) |
2.病理組織標本(診断に必要な組織標本作成) |
3.組織標本作成にかかるマイクロ波の利活用 |
4.迅速免疫染色の歴史 |
5.おわりに |
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第3節 マイクロ波マンモグラフィの実現 |
《木村 建次郎,稲垣 明里,前澤 眞之,中島 義晴,木村 憲明》 |
1. はじめに |
2.マイクロ波と乳房 |
3.多重経路散乱場理論の確立とマイクロ波マンモグラフィの実現 |
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第4節 マイクロ波手術機器 |
《谷 徹》 |
1.はじめに |
2.マイクロ波の生体に係る特徴 |
3.マイクロ波による生体の変化 |
4.マイクロ波手術機器の開発 |
5.マイクロ波手術機器の課題 |
6.おわりに |
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第5節 肝がんに対するマイクロ波凝固壊死療法 |
《見 裕子》 |
1.肝がん治療における局所療法 |
2.マイクロ波凝固療法の実際 |
3.マイクロ波凝固壊死療法の利点 |
4.マイクロ波凝固療法の治療成績 |
5.転移性肝がんに対する局所療法 |
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第6節 ハイパーサーミア |
《山本 泰司》 |
1.はじめに |
2.ハイパーサーミアとは |
3.生体を加温する方法 |
4.マイクロ波による生体加温と加温装置 |
5.高周波技術の歴史と利用例 |
6.VHF 帯の高周波による生体加温と加温装置 |
7.HF 帯の高周波による生体加温と加温装置 |
8.生体の高周波誘電加温の特徴 |
9.高周波誘電加温型のハイパーサーミア装置 |
10.高周波誘電加温による加温分布 |
11.おわりに |
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第7節 ジアテルミー |
《西田 裕二》 |
1.ジアテルミー概略 |
2.マイクロ波治療器の構造 |
3.加温原理 |
4.ジアテルミー治療器の効果 |
5.ジアテルミー治療器の臨床適応 |
6.治療リスク |
7.禁忌 |
8.温熱治療器の用途 |
9.ジアテルミー治療器を取り巻く環境 |
10.ジアテルミー治療器の将来 |
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第4章 マイクロ波環境と生物影響 |
第1節 マイクロ波の生体作用と影響 |
《二川 佳央》 |
1.はじめに |
2.物理エネルギーの生体作用 |
3.生体の電気的特性 |
4.低周波電磁界と生体 |
5.高周波電磁界の生体への影響・作用 |
6.今後の動向 |
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第2節 高周波電磁波に対する細胞応答 |
《宮越 順二》 |
1.はじめに |
2.細胞研究の位置付けとその評価指標 |
3.高周波の細胞応答研究 |
4.結論と将来の展望 |
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第3節 マイクロ波の健康影響―疫学研究の最近の知見― |
《小島原 典子,多氣 昌生》 |
1.はじめに |
2.日本の携帯電話の動向とばく露状況の変化 |
3.電磁波のばく露評価 |
4.成人に対する携帯電話の疫学研究とIARC モノグラフ |
5.小児に対する携帯電話の疫学研究 |
6.おわりに |