第1編 難燃規制と最新の高分子材料難燃化技術

 WEEE,RoHSの内容と課題
1.はじめに
 
2.WEEE,RDHSの内容
 

 日本における難燃規制,難燃規格について
1.まえがき
2.日本における難燃規制,難燃規格の現状
2-1日本における難燃規制,難燃規格の動き
2-2電気電子機器,OA機器
2-3電線,ケーブル
2-4建築用材料
2-5自動車用材科
 
2-6車両用材料
2-7船舶用材料
2-8航空機用材科
2-9繊維製品
2-10その他製品の難燃性規格
3.まとめ
 
第2編 難燃化技術の最新動向

 ポリマーの燃焼性と難燃化機構
1.ポリマーの燃焼性
1-1燃焼時に起こる基本的な現象
1-2燃焼抑制の方策
2.分子材料の難燃化機構
 
(1)りん化合物による固相における難燃化機構
(2)シリコーン化合物による同相における難燃化機構
(3)ナノコンポジット化による難燃化機構
(4)その他の難燃化機構
 

 ナノコンポジット難燃材料の開発
1.ナノコンポジット難燃材料の特徴
2.ナノコンポジット雉燃材料の製造
2-1ナノフィラーの種類とメーカー
2-2ナノコンポジットの製造法
2-3ナノコンポジット化の評価
3.難燃性ナノコンポジット材料の研究動向
 
3-1難燃機構に関する最近の研究
3-2ナノコンポジット難燃材料
(ナノフィラー単独)の研究
3-3ナノコンポジットと従来難燃系と
の併用に関する研究
 

 最近の無機系,りん系,その他難燃系の研究動向
1.最近の難燃化技術の特徴と課題
2.りん系難燃剤による難燃化技術の最近の動向
 
3.水和金属化合物系難燃剤による
難燃化技術の動向
4.その他難燃剤による難燃化技術の動向
 
第3編 難燃材料の最新動向
1.まえがき
2.難燃材料の種類と要求される性能
3.各種難燃材料の種類と特性
3-1ポリオレフイン系難燃材料
3-2ポリスチレン難燃材料
3-3ABS難燃材料
 
3-4ポリアミド難燃性樹脂
3-5ポリカーボネート難燃性樹脂
3-6ポリエチレンテレフタレート難燃性樹脂
3-7PBT難燃性樹脂
3-8その他難燃性樹脂
4.参考文献
 
第4編 難燃材料応用製品の動向

 電気電子機器(筐体材料)
1.これまでの経緯
2.現状
3.今後の動向
4.今後のニーズ
 
4-1難燃剤の低発煙性
4-2ポリスチレン系やポリ乳酸系での
脱ハロゲン化技術の確立
4-3難燃性と新機能性の両立による付加価値向上
 

 電線・ケーブル
1.はじめに
2.難燃化の経緯
3.ノンハロゲン難燃化技術
4.EM電線・ケーブルの特性
 
4-1品種
4-2物性
4-3火災安全性
5.今後の課題
 

 自動車用難燃材料
1.まえがき
2.自動用難燃規制の現状
 
3.自動車用難燃材料
4.参考文献
 

 
1.はじめに
2.鉄道車両火災対策の変遷
2-1鉄道車両火災事故
2-2火災対策
3.鉄道車両用材料
 
3-1材料に適用される法規制
3-2燃焼性判定試験方法
3-3使用材料の変遷
3-4材料への要求課題
4.おわりに
 

 建築
1.人工高分子材料で建築物を造る
2.構造関連規程をクリアする
3.防火関連規程を満足する
4.防火関連の要求を満足する部材
 
5.防火関連の要求を満足する材料
6.大臣認定を取得する
7.その他の注意事項
 

 絨維製品
1.まえがき
2.繊維の燃焼と難燃化技術
 
3.難燃性繊維の種類と性能
 
第5編 企業研究者による最新難燃化技術研究開発動向

 NECにおける難燃化技術と難燃材料開発への取り組み
1.はじめに
2.フライアッシュ添加難燃性ポリカーボネート
2-1背景
2-2フライアッシュのポリカーボネートへの
難燃効果と難燃メカニズム
2-3フライアッシュ添加ポリカーボネート樹脂の
実用特性の評価
3.難燃性バイオブラスチックの開発
 
3-1背景
3-2脱ハロゲン脱リンの難燃性ポリ乳酸の開発
4.自己消火性エポキシ樹脂組成物の
難燃性や耐熱性の強化
4-1背景
4-2新規窒素系不燃性ガス発生剤による
難燃性と耐熱性の改良
 

 富士ゼロックスにおける難燃樹脂開発の取り組み
1.OA機器に使用される樹脂材料への難燃要求
2.難燃樹脂の法的規制動向とその対応
3.当社における樹脂材料の環境対応活動
4.難燃樹脂の材料技術課題への取り組み
4-1ノンハロゲン難燃剤の課題
 
4-2ノンハロゲン難燃樹脂の開発
4-2-1リン系難燃剤の開発動向
4-2-2リン系難燃剤以外のノンハロゲン難燃技術
5.まとめ
 

 新規イントメッセント系難燃剤の開発
1.はじめに
2.ポリオレフイン用難燃剤の種類
3.イントメッセント系難燃剤
4.新規難燃剤
4-1特長
4-2耐熱性
 
4-3難燃性
4-4耐水性
4-5発煙性
5.特性及び難燃剤配合樹脂物性
6.技術的課題
7.今後の動向
 

 ノンハロゲン難燃化技術-ポリプロピレンを中心として-
1.序論
2.ノンハロ難燃化技術
2-1市販のリン酸塩系難燃剤及び難燃助剤
2-2リン酸塩系難燃システムの難燃メカニズム
 
2-3リン酸塩系難燃システムの技術的課題と
開発状況
3.難燃剤各メーカーの開発品
 

 ポリスチレンを中心とする芳香族ビニル系樹脂の難燃化技術
1.ポリスチレンを中心とする芳香族ビニル系樹脂の難燃化技術をめぐる背景
2.PS系ノンハロゲン難燃材料の開発
2-1PS系ノンハロゲン難燃材料の難燃処方設計
2-2リン酸エステル系ノンハロゲン難燃PSの開発
2-3赤リン系ノンハロゲン難燃PSの開発
3.多官能芳香族ビニル樹脂を使用した低誘電損失難燃材料の開発
 
3-1芳香族ビニル系低誘電損失難燃材料開発の背景
3-2多官能芳香族ビニル樹脂を使用した低誘電損失難燃材料の開発
4.ポリスチレンを中心とする芳香族ビニル系樹脂の難燃化技術の課題と今後の展望
 

 PC/ABSのシリコーンによる難燃化技術
1.はじめに
2.シリコーンにおけるPC/ABS難燃化
2-1シリコーンにおけるPC難燃化
2-2シリコーン共重合PCの難燃化メカニズム
2-3シリコーンPC難燃技術のPC/ABSへの応用
3.シリコーン系難燃PC/ABSの特性
 
3-1一般特性
3-2成形性
3-3リサイクル特性
3-4耐光性
4.シリコーン系難燃PC/ABS用途展開
 
第6編 リサイクル技術の進展と難燃材料

 難燃材料のマテリアルリサイクル
1.はじめに
2.難燃材料のリサイクル技術
3.難燃剤入り部品
3-1塩化ビニール
3-2臭素系難燃剤入り部品
4.マテリアルリサイクル実現のキーテクノロジー
5.識別技術
 
5-1各種識別方式の紹介
5-2識別装置の紹介
6.難燃剤除去技術
6-1混練抽出方法の紹介
7.リサイクルしやすい難燃プラスチックの開発
8.おわりに
 

 ケミカルリサイクルと臭素含有プラスチック
1.はじめに
1-1循環型社会に向けた国内の動向
1-2プラスチック生産量・廃棄量及び処理処分
2.プラスチックリサイクル手法とエコ効率
2-1プラスチックリサイクル手法の分類
(1)材料リサイクル
(マテリアル,メカニカルリサイクル)
(2)ケミカルリサイクル(フィードストックリサイクル)
(3)サーマルリサイクル(エネルギー回収)
2-2エコ効率から見たリサイクル手法の選択
3.臭素系難燃剤含有プラスチック
3-1臭素系難燃剤とその用途
 
3-2臭素系難燃剤の変遷とリスク回避
3-3家電リサイクル法とその課題
4.臭素系難燃剤含有プラスチックのガス化技術開発
4-1ガス化処理過程における臭素の挙動
4-2臭素含有プラスチックのガス化技術開発
5.欧州における臭素含有プラスチックの処理動向
5-1カールスルーエ研究センター:ストーカー炉混焼による臭素と熱の回収
5-2オランダエネルギー研究センター:熱分解・高温ガス化2段処理による臭素回収
6.まとめ
 
第7編 難燃性評価技術の進歩

 難燃性規格UL,IEC,JIS規格等とその評価方法
1.難燃性試験方法に関する規格の現状
(1)炎のキャリプレーション
(2)水平燃焼性試験:HB
(3)垂直燃焼性試験:V
(4)薄いサンプルの垂直燃焼性試験;VTM
 
(5)500W燃焼性試験;5V
(6)発砲材料の水平燃焼性試験;HF-1,HF-2,HBF
(7)ニードルフレーム試験
(8)電線,コード,絶縁チューブの燃焼性試験
2.炎が出ない着火源を用いた試験方法
 

 コーンカロリメータ
1.はじめに
2.歴史
3.構成
3-1燃焼チャンバー
3-2排気装置
3-3ガス分析装置
3-4校正装置
4.規格との関連
 
5.測定項目
6.ルームコーナー試験(ISO9705)
7.コーンカロリメータの周辺
7-1酸素濃度制御コーンカロリメータ
7-2燃焼毒性ガス分析システム
7-3コーン腐食計
8.さいごに
 
第8編 環境対応型難燃化技術研究の最新動向−2005年後半にみられる研究動向−
1.まえがき
2.環境対応型難燃化技術に関する
最新の研究成果
 
2-1ナノコンポジット,無機難燃系を中心とした難燃系
2-2りん化合物,シリコーン化合物,その他難燃剤による難燃化技術
 
第9編 難燃剤,難燃材料に関する最近の特許
1.まえがき
2.2004年と2005年の特許動向
2-12004年の動向
(1)ハロゲン系難燃剤,難燃材料に関する特許
(2)りん系難燃剤,難燃材料に関する特許
(3)無機系難燃剤,難燃材料に関する特許
(4)窒素系難燃剤,難燃材料に関する特許
(5)シリコーン系難燃剤,難燃材料に関する特許
(6)その他難燃剤,難燃材料に関する特許
 
2-22005年の動向
(1)ハロゲン系難燃剤,難燃材料に関する特許
(2)りん系難燃剤,難燃材料に関する特許
(3)無機系難燃剤,難燃材料に関する特許
(4)窒素系難燃剤,難燃材料に関する特許
(5)シリコーン系難燃剤,難燃材料に関する特許
(6)その他難燃剤,難燃材料に関する特許
3.あとがき
 
第10編 難燃化技術の今後の方向
1.まえがき
2.今後の難燃化技術の方向
 
2-1難燃化機構の解明に関する研究
2-2新規難燃系,難燃材料の開発
 
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