日・欧・米における食品容器包装規制と制度の比較2019
発刊にあたって

 食品用の器具・容器包装には、食品の品質及び人の健康への影響を防ぎ、衛生性の管理をするため、日本、米国、欧州において独自の制度を盛り込んだ法律、施行規則が定められています。
 日本においては、2018年6月に食品衛生法が改正され、規格が制定された器具・容器包装用材料のみが使用可能で、規格が制定されていない材料は使用禁止となるポジティブリスト制度が制定され、2020年6月に施行されることとなりました。
 本書では、日本、欧州、米国の器具・容器包装に係る法規について詳細に掲載しています。すでにポジティブリスト制度が施行されている米国、欧州と日本の法規についての比較を行い、日本のポジティブリスト制度(案)の独自性についても述べています。
 また、本書は、欧州・米国のポジティブリスト収載物質、規格基準、試験方法、分析方法等を掲載し、欧州・米国の器具・容器包装法規への適合性を確認する手引き書となるように構成しました。
 ポジティブリスト収載物質については、紙面の都合上から抜粋といたしましたが、欧州・米国のポジティブリストのURLを掲載し、原書にアクセスできるようにいたしましたので、ポジティブリスト収載物質の詳細は原書で確認をお願いいたします。
 
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