「世界で最も詳しく、最も新しい臨床中毒学の参考書」と評価された"Clinical Toxicology (WB Saunders, 2001)"の翻訳書。総論・症状別対応・原因物質別対応の3構成で、特に臨床医家に対し、人体における臨床中毒学の参考文献として充実した情報を提供する。
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【随所に新しい視点が盛り込まれた構成】 日本でも問題になっている物質乱用、薬草や栄養補助食品による中毒に1章を割き、この問題の先行指標でもある米国の実態を把握できる。また、中毒の本には珍しく放射線障害についても触れ、利用価値を高めている。
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【複数の視点から中毒を考察】 単なる物質別の情報の羅列ではなく、中毒患者の治療総論と症状別対応にもウェイトを置く。原因物質別では、各薬物ごとに薬理と病態生理、臨床所見、鑑別診断、検査、治療、最終処置、後遺症などを詳細に記述。
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【細やかな翻訳】 医薬品・農薬の名称は一般名も商用名も全て日本のものに、動植物名も和名があるものは全てそれに置き換えた。
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【充実した参考文献・付録】 参考文献の殆どが1990年以降のもので、最新の知見を網羅している。また、薬毒物の中毒濃度や、治療薬・解毒薬の投与量など実用性の高い付録が充実している。
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