『生物の科学 遺伝』 バックナンバー
■ 2007年11月号 ISBN 978-4-86043-171-6
 
 
 
特集にあたって 北里 洋(海洋研究開発機構) ……23
エネルギー代謝の進化から見た初期生命進化-UltraH3リンケージ仮説
高井 研・中村 謙太郎・宮崎 淳一・山本 正浩・鈴木 勝彦・熊谷 英憲(海洋研究開発機構)
……28
原生代における環境と生命の進化(仮)
ミカイル・A・フェドンキン. (Russian Academy of Sciences)・著/大野照文(京都大学)・著訳
……37
真核生物の起源と多様化 井上 勲(筑波大学) ……43
スノーボールアースと生命の進化 田近 英一(東京大学) ……48
視覚の進化とカンブリア紀大進化 田中 源吾(京都大学) ……54
ヌタウナギの発生からみた脊椎動物の進化 太田 欽也・倉谷 滋(理化学研究所) ……60
動物のバイオミネラリゼーションに関わる分子の収斂進化 更科 功・遠藤 一佳(筑波大学) ……65
古生代末の大量絶滅後の生物の回復現象 大路 樹生(東京大学) ……70
プルームの上昇と地球システム変動 浜野 洋三(海洋研究開発機構) ……74
魚竜類の進化 藻谷 亮介(カリフォルニア大学デービス校) ……80
中生代における海洋プランクトンと深海生態系のカップリング進化
北里 洋(海洋研究開発機構)・小竹 信宏(千葉大学)
……85
トピックス
鳥類におけるゲノムサイズ収縮の起源と進化 椎名 隆(東海大学) ……2
盲導犬を科学する-盲導犬適性を左右する遺伝子がわかってきた 鈴木 宏浩・植田 佳子(帯広畜産大学) ……4
中耳の構造から見た哺乳類の進化 武智 正樹・倉谷 滋(理化学研究所) ……8
ナンセンスコドンを読み飛ばせ 塩塚 政孝・松田 良一(東京大学) ……10
いきもののふしぎ
なぜラン科は多様なのか-生活形と栄養摂取様式からみたランの進化 遊川 知久(国立科学博物館) ……13
植物は感じて動く
フシナシミドロ光形態形成運動の青色光受容体 片岡 博尚・高橋 文雄・石川 美恵(東北大学) ……20
高校教科書から飛び出たストーリ
カエルの初期発生と遺伝子 平良 眞規(東京大学) ……90
生命を実感! 新しい授業法
毎回の授業で生き物を見せる「今日の一品」 板山 裕・峯 薫(東京都立国立高等学校) ……93
がんばれ生物クラブ 投稿
岡山県立玉野高等学校 生物同好会の活動 高橋 京子・宮崎 武史(岡山県立玉野高等学校) ……97
花便り
漆 稲冨 茂樹(旭有機材工業) ……109
 
 
書評・お知らせ ……103
◆ 遺伝学普及会コーナー ……110
◆ 2007年総目次 ……112
◆ 次号予告・奥付 ……116
 
■ 2007年9月号 ISBN 978-4-86043-170-9
 
 
 
カラーグラビア
特集によせて 世界自然遺産−−その価値と責任 岡野 隆宏(環境省)
 
1. 知床
(1)知床氷縁生態系の特徴とその保全 桜井 泰憲(北海道大学)
(2)知床世界自然遺産地域のエゾシカ保護管理計画−−管理すべきか,遷移に委ねるべきか 梶 光一(東京農工大学)
(3)陸域生態系の保全とそこに暮らすいきもの(シマフクロウ,ワシ類) 中川 元(知床博物館)
(4)海洋生態系の保全とそこに暮らすいきもの(海生哺乳類,海鳥類) 小林 万里(東京農業大学)
笹森 琴絵(フリー海洋生物調査員)
福田 佳弘(知床海鳥研究会)
2. 白神山地
(1)白神山地におけるブナ林の復元・再生で,ブナ林の保全 永井 雄人
(NPO法人 白神山地を守る会)
(2)ブナ原生林・白神山地と人との関わり−−青森県目屋地域の薪炭生産とマタギ熊狩について 山下 祐介(弘前大学)
(3)ブナ原生林の遺伝子多様性とその保全 赤田 辰治(弘前大学)
松田 修一(岩手大学)
牧田 肇(弘前大学)
3. 屋久島
(1)森林生態系とその変遷 田川 日出夫
(屋久島環境文化財団中核施設館長)
(2)森林生態系における遺伝的多様性の保全 長坂 壽俊(森林総合研究所)
金谷 整一(森林総合研究所)
吉丸 博志(森林総合研究所)
4. 世界遺産候補地の今@:小笠原諸島
(1) 固有昆虫と影響を与える外来種 苅部 治紀
(神奈川県立生命の星・地球博物館)
(2)固有植物の種分化とその保全 加藤 英寿(首都大学東京)
(3)鳥類保護とネコ問題 堀越 和夫(NPO法人 小笠原自然文化研究所)
5. 世界遺産候補地の今A:琉球諸島
(1)サンゴ礁の現状と保全−−生態系機能とサービス 土屋 誠(琉球大学)
(2)やんばるの森とジュゴンの海の保全 花輪 伸一(WWFジャパン)
(3) 琉球諸島のマングローブ林 馬場 繁幸(琉球大学)
 
小特集
アミノ酸の科学−−D-アミノ酸をめぐって
アミノ酸ホモキラリティーの誕生の量子論−−パリティ対称性の破れと円偏光
中川 和道(神戸大学)
RNAワールドから見たアミノ酸のホモキラリティーの誕生
田村 浩二(東京理科大学)
水生無脊椎動物におけるD-アミノ酸の生理的機能
阿部 宏喜(東京大学)
哺乳類におけるD-アミノ酸代謝系
木野内 忠稔(京都大学)
水中嗅覚をもつ哺乳類
佐藤 友紀・吉原 良浩(理化学研究所)
明日の食事を用意する鳥,あるいは,動物は心の時間旅行ができるか
清水 透(南フロリダ大学)
相変異と悪魔
徳永 幸彦(筑波大学)
学校での動物飼育と獣医師による授業支援
鳩貝 太郎(国立教育政策研究所)
重力屈性−−重力の感受
森田(寺尾) 美代・田坂 昌生(奈良先端科学技術大学院大学)
花器官を決めるABCモデル
伊藤 元己(東京大学)
月下美人
稲冨 茂樹(旭有機材工業)
 
 
書評・お知らせ
遺伝学普及会コーナー
次号予告・奥付
 
 
■ 2007年7月号 ISBN 978-4-86043-169-3
 
 
 
特集にあたって 伊藤 元己(東京大学)
データに基づく蝶類の分布,盛衰分析 倉地 正(日本鱗翅学会)
生物多様性情報を活用した野生生物の分布予測 三橋 弘宗
(兵庫県立大学/兵庫県立人自然の博物館)
自然史系博物館のネットワークと生物多様性情報 松浦 啓一(国立科学博物館)
DNAバーコーディング - 新たな生物多様性研究手法 伊藤 元己・神保 宇嗣・吉武 啓(東京大学)
地球規模生物多様性情報機構(GBIF) とその活動 菅原 秀明(国立遺伝学研究所)
小特集
あなたの犬はどこからきたのか - イヌの遺伝子からわかること
イヌの起源と日本犬の成立
田名部 雄一(岐阜大学)
古代犬の形態と現在の日本犬
茂原 信生(奈良文化財研究所)
オオカミからイヌへ - 行動に関与する遺伝子の変化
村山 美穂(岐阜大学)
古代DNA分析からみた日本在来犬の系統とニホンオオカミとの関係
石黒 直隆(岐阜大学)
 
トピックス
ゲノムからみたウニの特徴
美濃川 拓哉(東北大学)
ピロリ菌はアフリカからやって来た
辨野 義己(理化学研究所)
最古の後生生物微化石の正体は:卵? 胚? 細菌?
砂村 倫成(東京大学)
 
いきもののふしぎ
行動観察と遺伝子分析でわかるニホンジカの生態
南 正人(NPO法人ピッキオ)・玉手 英利(山形大学)
 
地図で見る環境保全の現状
スウェーデン・オーストリアの森林保全と林業活動
内田 健一(森づくり実践者)
 
生命を実感! 新しい授業法
解剖実習用ドライラボの教育的効果 - 「マイ・ガエル」の作製で別次元の実習・観察を
鈴木 誠(北海道大学)
 
植物は感じて動く
微細藻類の光運動反応 - 単細胞鞭毛藻ミドリムシを例に
渡辺 正勝・伊関 峰生・松永 茂(総合研究大学院大学)
 
高校教科書から飛び出たストーリー
植物の中にはペニシリンで葉緑体の増殖が阻害されるものがある
箸本 春樹(東京大学)
 
花便り
バニラ
稲冨 茂樹(旭有機材工業)
 
書評・お知らせ
遺伝学普及会コーナー
次回予告・奥付
 
 
■ 2007年5月号 ISBN 978-4-86043-168-6
 
 
 
「特集にあたって」 石浦 章一(東京大学)
「線虫の行動遺伝学」 飯野 雄一(東京大学)
「ショウジョウバエの性行動を生み出す
脳と遺伝子の仕組み」
山元 大輔(東北大学)
「野生マウスの行動と遺伝子」 高橋 阿貴(総合研究大学院大学)・
小出 剛(国立遺伝学研究所)
「身近な動物から学ぶ気質の遺伝的背景」 武内 ゆかり・森 裕司(東京大学)
「昆虫の社会行動の分子基盤」 三浦 徹(北海道大学)
「アルコール依存症の分子基盤」 笹邊 俊和・石浦 章一(東京大学)
「うつと遺伝子」 加藤 忠史(理化学研究所)
「家族性自閉症の遺伝子変異」 石浦 章一・山川 英訓・二井 勇人(東京大学)
小特集
「日本の昆虫が危ない!」
「小特集にあたって」
伊藤 元己(東京大学)
「日本の昆虫の現状」
石井 実(大阪府立大学)
「日本のチョウ類の衰亡と保全のための取り組み」
藤井 恒(日本チョウ類保全協会)
「日本産トンボ類の危機と保護」
苅部 治紀(神奈川県立生命の星・地球博物館)
「砂礫質河原の自然と昆虫相を守る−鬼怒川中流域における保全の取り組み」
須田 真一(東京大学)
「ひとつのため池をとりまく問題−ゲンゴロウ類の生息地を維持するには」
永幡 嘉之(自然写真家)
「クワガタムシ・カブトムシ類の外来種問題」
細谷 忠嗣(京都大学)・荒谷 邦雄(九州大学)
 
地図で見る環境保全の現状
「危機に瀕する日本のライチョウ−ライチョウが語りかけるもの」
中村 浩志(信州大学)
 
実験/観察のページ
「カニとクルマエビの比較解剖マニュアルと図譜の作成」
渡辺 採朗(平塚工科高等学校)
 
トピックス
「都会における鳥の歌の変化−シジュウカラの生き残り戦略」
香川 紘子(東京大学/理化学研究所)・岡ノ谷 一夫(理化学研究所)
「光合成をする繊毛虫−その巧妙な生存戦略」
瀧下 清貴(海洋研究開発機構)・石田 健一郎(筑波大学)
「滑空能力をもつ最古の哺乳類」
冨田 幸光(国立科学博物館)
 
コラム・高校教科書から飛び出たストーリー
「メンデルの法則にあわないハンチントン病の遺伝」
笹川 昇(東京大学)
 
コラム・植物は感じて動く
「重力屈性と光屈性」
飯野 盛利(大阪市立大学)
 
コラム
「メンデルの軌跡を辿る旅」
長田 敏行(東京大学)
 
コラム・花便り
「敦盛草と熊谷草」
稲冨 茂樹(旭有機材工業)
 
 
■ 2007年3月号 ISBN 978-4-86043-167-9
 
 
 
「特集にあたって」 木村 賛(石川県立看護大学)
「遺伝子データから日本列島人の成立を考える」 斎藤 成也(国立遺伝学研究所)
「ミトコンドリアDNAが解明する日本人の起源」 篠田 謙一(国立科学博物館)
「日本列島の「旧石器時代人骨」
−古人骨の年代推定とその信頼性−」
近藤 恵・松浦 秀治
(お茶の水女子大学)
「縄文人とアイヌは人種の孤島か?」 百々 幸雄(東北大学)
「北海道に暮らした人びとの食生活
-北海道の続縄文文化と本州の弥生文化-」」
米田 穣(東京大学)
「骨から辿る日本人の身体の変化」 中橋 孝博(九州大学)
「変化する日本人の身体 -明治時代から現代まで」 河内 まき子
(産業技術総合研究所)
「日本列島の人口潮流 -人類社会生成の実験室-」 金子 隆一
(国立社会保障・人口問題研究所)
小特集
「休眠する生物 -驚異の耐性能力-」
特集にあたって
「クマムシ類のさまざまな生態と環境耐性」
鈴木 忠(慶應義塾大学)
「ネムリユスリカ -驚異的な乾燥耐性とその分子メカニズム-」
黄川田 隆洋・奥田 隆(農業生物資源研究所)
「繊毛虫コルポーダの休眠シストについて 」
松岡 達臣(高知大学)
 
いきもののふしぎ
「新しい博物学 -オサムシの分子系統の研究」
大澤 省三
 
地図で見る環境保全の現状
「小笠原の絶滅危惧植物の自生地復元を目指して -小石川植物園での保護増殖-」
邑田 仁・平井 一則(東京大学)
「国際生物学オリンピック(IBO) 2006-2007 アルゼンチン大会からカナダ大会へむけて」
国際生物学オリンピック日本委員会 運営委員会
 
トピックス1
「ネアンデルタール人の核DNA塩基配列を読む」
近藤 修(東京大学)
 
トピックス2
「社会性昆虫ミツバチのゲノムが語るもの -ミツバチのゲノムから社会性の理解へ-」
國枝 武和・藤幸 知子・久保 健雄(東京大学)
 
トピックス3
「熱帯樹木の年輪年代学 -見えざる年輪を見る-」
宝月 岱造(東京大学)
 
 
コラム・高校教科書から飛び出たストーリー
「巻貝の左右は母貝の単一遺伝子が左右する」
清水 美穂・遠藤 文志郎・黒田 玲子(東京大学)
 
コラム・植物は感じて動く
「葉緑体運動と気孔の開閉」
和田 正三(基礎生物学研究所)
 
コラム
「メンデルの軌跡を辿る旅」
長田 敏行(東京大学)
 
コラム・花便り
「梅」
稲冨 茂樹(旭有機材工業)
 
書評 高畑 尚之・巌佐 庸・石浦 章一・中込 弥男
遺伝学普及会コーナー
次回予告・奥付
■ 2007年1月号 ISBN 978-4-86043-166-2
 
 
 
「イルカ人工尾びれの開発」 関 亙(ブリヂストン)
「イルカのソナーに学ぶ新しい魚群探知技術」 赤松 友成(水産総合研究センター 水産工学研究所)
「マルハナバチの飛行の動的安定性」 田中 健作(東京大学)
「力学シミュレーションが拓く昆虫の飛翔メカニズム」 劉 浩(千葉大学)
「HOW SOME FISHES SWIM: BIOMECHANICS AND KINEMATICS」 Malcolm S. Gordon (カリフォルニア大学)
「泳ぐための脳機能−脳内遊泳領域の発見まで」 植松 一眞(広島大学)
「ウミガメ・ペンギンを模擬した水中ロボット」 金野 祥久(工学院大学)
「バシリスクトカゲのように水上を走る水上走行機械」 樋口 勝 (東京工業大学)
特別インタビュー
「遺伝学・生物学の先輩に聞く −遺伝の歩んだ60年−」
田島 弥太郎 中島 雄次郎 山口 彦之
 
いきもののふしぎ
「雲上の楽園のツキノワグマ −北アルプスに生息するツキノワグマの生態−」
泉山 茂之 (信州大学)
 
新連載1
「植物は感じて動く:就眠運動の化学メカニズム」
上田 実 (東北大学)
 
新連載2
「メンデルの軌跡を辿る旅」
長田 敏行 (東京大学)
 
環境保全の現状
「森林保全の現状と課題」
内田 健一 (森づくり実践者)
 
実験/観察ページ
「倒れて,また起きあがるタンポポの茎の不思議な行動」
佐竹 徹夫 (元北海道農業試験場)
 
コラム・高校教科書から飛び出たストーリー
「生物の人口動態−カンジキウサギとオオヤマネコがみせる周期変動−」
吉田 丈人 (東京大学)
 
コラム・花便り
「亀甲竹」
稲冨 茂樹 (旭有機材工業)
 
トピックス1
「雑種形成は種分化と結びつくか−中南米の大自然と実験室から」
吉川 寛 (JT生命誌研究館)
 
トピックス2
「2006年ノーベル化学賞:転写の仕組み」
野島 博 (大阪大学)
 
トピックス3
「2006年ノーベル生理学賞:RNA-i」
牛田 千里 (弘前大学)
 
トピックス4
「微生物も血縁びいき −協力メカニズムの研究−」
巌佐 庸 (九州大学)
 
トピックス5
「世代を越えた植物の記憶」
角谷 徹仁 (国立遺伝学研究所)
 
 
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