『生物の科学 遺伝』 バックナンバー
■ 2013年11月号 ISBN 978-4-86469-054-6
 
 
 
【特集にあたって】
情報としての感情と情動
岡ノ谷 一夫(東京大学/科学技術振興機構)
 
1 情動の神経生物学的基盤
黒谷 亨(科学技術振興機構)/関 義正(東京大学)
 
2 鳥類の情動と社会行動
鈴木 研太・池渕 万季(科学技術振興機構)
 
3 感情の認知と遷移
藤村 友美・中谷 裕教(科学技術振興機構)/山下 祐一(科学技術振興機構/国立精神・神経医療研究センター)
 
4 社会的感情の計測と抑制
久保 賢太・川合 伸幸(科学技術振興機構/名古屋大学)
 
5 コミュニケーション場面における感情表出
有本 泰子(科学技術振興機構)
 
6 至高体験の行動学的解析
宮田 裕光・川合 伸幸(科学技術振興機構/名古屋大学)
 
7 情動発達と母子関係
松田 佳尚(同志社大学)/明和 政子(京都大学/科学技術振興機構)
 
8 情動と意志決定の数理モデル
片平 健太郎(名古屋大学)/岡田 真人(東京大学/科学技術振興機構)
 
9 情動研究の方向性
岡ノ谷 一夫(東京大学/科学技術振興機構)
 
トピックス
藻の攻撃からサンゴを守るハゼ
茅根 創(東京大学)
 
特別寄稿
Hottest Researchers 2011に選考された研究への発展を振り返る
環境ストレス応答の植物遺伝子ネットワークの解明と乾燥耐性作物への応用
篠崎 一雄(理化学研究所)
 
講座
温暖化影響のいま――生態系と農林水産業へのインパクト
第6回:温暖化の生物季節への影響
清水 庸・大政 謙次(東京大学)
 
Review
生存戦略としての体重調節メカニズム
山田 哲也(東北大学)
 
リレーエッセイ
文学/映画に見る生命科学
空想迷子のすすめ
佐々木 浩(東京大学分子細胞生物学研究所)
 
 
◆ 書評・お知らせ
◆ 総目次
◆ 遺伝学普及会コーナー
◆ 次回予告
 
 
 
■ 2013年9月号 ISBN 978-4-86469-053-9
 
 
 
【特集にあたって】
物質循環のミッシングリンクを解く微生物研究
南澤 究(東北大学)
 
序 論
土壌から発生する温室効果ガス――メタンと一酸化二窒素
秋山 博子(独立行政法人 農業環境技術研究所)
 
Part 1: 窒素代謝と温室効果ガスN2O
マメ科植物根圏のN2Oパラドックス
南澤 究・森内 真人(東北大学)
 
ダイズ根粒菌の地理的多様性とN2O代謝
佐伯 雄一・城 惣吉(宮崎大学)
 
N2Oを消去する水田の微生物
石井 聡(北海道大学)/吉田 愛美(東京大学)/伊藤 英臣(産業技術総合研究所)/妹尾 啓史(東京大学)
 
硝化菌の生態とN2O発生――メタゲノム解析がもたらす新知見
早津 雅仁(独立行政法人 農業環境技術研究所)
 
土壌のN2O生成と糸状菌の関わり
太田 寛行(茨城大学)/佐藤 嘉則(国立文化財機構 東京文化財研究所)
 
Part 2: 炭素代謝と温室効果ガスCH4
 
水田からのメタン発生とメタン生成古細菌
浅川 晋・渡邉 健史(名古屋大学)
 
無酸素環境におけるメタンの生成と消費のサイクル
鎌形 洋一・玉木 秀幸(産業技術総合研究所)
 
C1微生物複合生物系が駆動する炭素循環(メタンサイクル)
由里本 博也・井口 博之・阪井 康能(京都大学)
 
水稲根圏のメタン酸化
包 智 ・南澤 究(東北大学)
 
いきものの不思議
 
「白い血」の魚――寒冷環境に適応したコオリウオ類
岩見 哲夫(東京家政学院大学)
 
トピックス
 
鳥類脳における磁気感覚を反映した神経活動
伊澤 栄一(慶應義塾大学)
 
バナナの全ゲノム解析によって単子葉植物の系統はどこまでわかったか
田村 実・工藤 洋(京都大学)
 
講座
 
温暖化影響のいま――生態系と農林水産業へのインパクト
第5回:温暖化に脅かされる生態系・生物多様性
中静 透(東北大学)
 
Review
 
精子が卵を目指すしくみ――運動の方向転換を司るタンパク質「カラクシン」
水野 克俊(米国 ダートマス大学)/柴 小菊・稲葉 一男(筑波大学下田臨海実験センター)
 
新規老化誘導因子としての補体分子C1qとWntシグナル
住田 智一(東京大学)/小室 一成(大阪大学)
 
がんばれ生物クラブ
 
広島県立広島国泰寺高等学校 理数ゼミ生物班の挑戦 その2
――SSH指定12年目の取り組み
三浦 淳子(広島県立広島国泰寺高等学校)
 
リレーエッセイ
 
文学/映画に見る生命科学
 
SF小説のインプリント(刷り込み)効果と先見性
若山 照彦(山梨大学)
 
 
◆ 書評・お知らせ
◆ 遺伝学普及会コーナー
◆ 次回予告・奥付
 
 
 
■ 2013年7月号 ISBN 978-4-86469-052-2
 
 
 
【特集にあたって】
重信 秀治・川口 正代司(基礎生物学研究所)
 
Part 1: 序論
共生研究における新しいゲノム科学的手法
前田 太郎・重信 秀治(基礎生物学研究所)
 
Part 2: モデル共生システム研究からプリンシプルに迫る
 
共生菌の遺伝子欠落を補う宿主植物
箱山 雅生(東京大学)/河内 宏(国際基督教大学)/菅沼 教生(愛知教育大学)
 
昆虫共生細菌の比較ゲノム解析
二河 成男(放送大学)
 
昆虫の環境適応と共生細菌
藤原 亜希子・土`田 努(富山大学)
 
植物と動物に共通の共生細菌制御機構
内 奈保子・内海 俊樹(鹿児島大学)/重信 秀治(基礎生物学研究所)
 
Part 3: ゲノム科学で理解する共生システムの多様性
 
サンゴに共生する渦鞭毛藻類のユニークなゲノム構造
將口 栄一(沖縄科学技術大学院大学)
 
ゲノムから見えてくる外生菌根菌の進化
小林 裕樹・川口 正代司(基礎生物学研究所)
 
化学合成生態系における動物と化学合成細菌との共生
高木 善弘・吉田 尊雄(海洋研究開発機構)
 
真社会性昆虫と担子菌類の共生
北條 優(琉球大学)
 
【コラム】
 
共生発光
大場 裕一(名古屋大学)
 
トピックス
 
栽培イネの起源に迫る
久保 貴彦・倉田 のり(国立遺伝学研究所)
 
Review
 
チンパンジーにおける苦味感覚の地域差と進化
早川 卓志(京都大学)/今井 啓雄(京都大学霊長類研究所)
ツシマヤマネコの脳におけるアルツハイマー病関連病変
チェンバーズ ジェームズ・内田 和幸・中山 裕之(東京大学)
 
体外培養による多能性幹細胞からの配偶子の作製
林 克彦・斎藤 通紀(京都大学)
 
実験/観察のページ
 
失敗しないイシクラゲ(ネンジュモ)の観察
岡本 悦子・大西 卓嗣(岡山県立岡山操山高等学校)
 
高校生のための「心臓拍動と血流」の観察マニュアルと図譜の作成
渡辺 採朗(神奈川県立伊志田高等学校)
 
講座
 
温暖化影響のいま――生態系と農林水産業へのインパクト
第4回:陸域生態系の二酸化炭素収支――地上観測から見えてきたこと
平野 高司(北海道大学)
 
リレーエッセイ
 
文学/映画に見る生命科学
『わたしを離さないで』と,見苦しくない/見苦しい“生”
粥川 準二(ジャーナリスト/フリーライター)
 
 
◆ 書評・お知らせ
◆ 遺伝学普及会コーナー
◆ 次回予告・奥付
 
 
 
■ 2013年5月号 ISBN 978-4-86469-051-5
 
 
 
【特集にあたって】
「出アフリカ」と疾患リスク変異の拡散
太田 博樹(北里大学)
 
Part 1: 医学に切り込んだ進化学 ―先駆的研究
ゲノム人類学における内在性レトロウイルスと疾患リスク遺伝子
森 隆久・五條堀 孝(国立遺伝学研究所)
民族疫学の現場から
石田 貴文(東京大学)
 
Part 2: 医学と人類学の新しい関係
 
GWAS(ゲノムワイド関連解析)による疾患リスク遺伝子の同定と人類学
徳永 勝士(東京大学)
 
有害な変異と偶然の効果 ―中立説とほぼ中立説
長田 直樹(国立遺伝学研究所)
 
ゲノム研究で切り開かれる人類学の新たな挑戦
木村 亮介(琉球大学)
 
Part 3: 進化の視点から考える疾患変異
 
古病理学の世界
長岡 朋人(聖マリアンナ医科大学)
 
内臓脂肪蓄積に関連する遺伝子とその進化
中山 一大(自治医科大学)
 
HLA遺伝子の進化と自然選択
―HLA-DPB1*04:01アリルに最近作用した正の自然選択
大橋 順(筑波大学)/川嶋 実苗(東京大学)
 
アルコール代謝に関連する遺伝子の多様性の“起源”
太田 博樹(北里大学)
 
炎症性腸疾患のリスク変異の進化
中込 滋樹(統計数理研究所)
 
統合失調症のリスク変異に関する進化的考察
柴田 弘紀(九州大学)
 
ポストゲノム時代に遺伝疫学を考える
間野 修平(統計数理研究所)
 
トピックス
 
年齢の上昇で,精子に含まれる遺伝子突然変異が増える
中込 弥男(元・東京大学教授)
 
ENCODE計画論文の問題点
斎藤 成也(国立遺伝学研究所)
 
ヒトメタゲノムの大規模コホート研究
森 宙史・山田 拓司・黒川 顕(東京工業大学)
 
教材開発の現場 [新コーナー]
 
中等教育段階における遺伝領域の教材開発 ―遺伝の法則に関する内容を中心に
向 平和(愛媛大学)
 
講座
 
生物の系統と新しい分類体系 (最終回)
第9回:菌類
細矢 剛(国立科学博物館)
 
温暖化影響のいま ―生態系と農林水産業へのインパクト
第3回:陸域生態系炭素循環のモデリングと長期的な気候変化予測
羽島 知洋(海洋研究開発機構)/清水 庸・大政 謙次(東京大学)
 
Review
 
だましのコミュニケーションの進化 ―カブトムシの蛹は振動によって幼虫から身をまもる
小島 渉・石川 幸男(東京大学)/高梨 琢磨(森林総合研究所)
北米初の羽毛恐竜化石発見
―翼の進化解明
小林 快次(北海道大学総合博物館)
 
いきものの不思議
 
左巻きのカタツムリで検証する分子進化のほぼ中立説
細 将貴(京都大学)
 
実験/観察のページ
 
〈SSHコンソーシアム〉
ゲンジボタルの遺伝的解析と生息地域・生息環境に関する共同研究
小川 隆(青森県立三沢高等学校)
 
リレーエッセイ
 
文学/映画に見る生命科学
人体改造の夢
渡辺 政隆(筑波大学)
 
花便り (最終回)
 
オオイヌノフグリ
稲冨 茂樹(旭有機材工業)
 
 
◆ 書評・お知らせ
◆ 遺伝学普及会コーナー
◆ 次回予告・奥付
 
 
 
■ 2013年3月号 ISBN 978-4-86469-050-8
 
 
 
特集に寄せて
エボデボとは何か,ちょっと考えてみよう
倉谷 滋(理化学研究所)
 
特集にあたって
形態進化のロジックを辿る
和田 洋(筑波大学)
 
Part 1: 脊椎動物ボディプランの成立
 
脊索動物の体制の起源
宮本 教生(海洋研究開発機構)/和田 洋(筑波大学)
 
サメからみた脊椎動物の進化
足立 礼孝・倉谷 滋(理化学研究所)
 
脊椎動物の脳の起源と進化
鈴木 大地(筑波大学)/村上 安則(愛媛大学)
 
四肢の起源
――対鰭の獲得と四肢への進化
田中 幹子(東京工業大学)
 
Part 2: 脊椎動物ボディプランのさらなる多様化
 
脊椎動物ファイロタイプとボディプラン進化
入江 直樹・倉谷 滋(理化学研究所)
 
脊椎動物の上陸と皮膚の進化
岡部 正隆・佐藤 正純(東京慈恵会医科大学)
 
四肢形態の多様性を支える発生メカニズム
矢野 十織・松原 遼・江川 史朗・小野寺 孝興・田村 宏治(東北大学)
 
脊椎動物の心臓進化
――形態と機能の多様性はどのように生み出されたか
守山 裕大・竹内 純・小柴 和子(東京大学)
 
Part 3:無脊椎動物ボディプランの進化
 
二枚貝の進化
栗田 喜久(オレゴン大学)/和田 洋(筑波大学)
 
ホルモン応答を介した昆虫擬態紋様の進化
藤原 晴彦(東京大学)
 
昆虫の翅はどこから来たのか?
――エボデボで解き明かす
大出 高弘・柳沼 利信・新美 輝幸(名古屋大学)
 
トピックス
古人類の化石から直立二足歩行の発展を研究する
馬場 悠男(国立科学博物館名誉研究員)
 
ゴッホの『ひまわり』の遺伝的背景を探る
中川 さやか(東京大学)
 
マウスゲノムを読み解くための新しい文法書
天野 孝紀(国立遺伝学研究所)
 
講座
生物の系統と新しい分類体系

第8回:哺乳類――レトロポゾン法によって明らかになった哺乳類の進化
岡田 典弘・西原 秀典(東京工業大学)
 
温暖化影響のいま――生態系と農林水産業へのインパクト
第2回:2つの温暖化――地球温暖化とヒートアイランド
甲斐 憲次(名古屋大学)
 
がんばれ生物クラブ
埼玉県立川口北高等学校 生物部
――食虫植物タヌキモの消化
小滝 藍(埼玉県立川口北高等学校)
 
Review
宇宙環境と線虫の老化
本田 陽子・本田 修二(東京都健康長寿医療センター研究所)
 
自家不和合性の進化生態学
――植物の自己認識機構に働く自然選択を探る
土松 隆志(オーストリア科学アカデミー・グレゴールメンデル研究所)/
清水 健太郎(チューリッヒ大学)
 
リレーエッセイ
文学/映画に見る生命科学
アメリカ文学思想史とダーウィニズム
巽 孝之(慶應義塾大学
 
 
◆ 書評
◆ 展示会紹介「BIO Tech 2013 第12回 国際バイオテクノロジー展/技術会議」
◆ 遺伝学普及会コーナー
◆ 次回予告・奥付
 
 
■ 2013年1月号 ISBN 978-4-86469-049-2
 
 
 
特集に寄せて
ようやく軌道に乗り始めた植物のエボデボ
塚谷 裕一(東京大学)
 
Part 1: 序論
 
陸上植物の体作りに起きた革新を解き明かす――エボデボ研究の挑戦
山田 敏弘(金沢大学)
 
エボデボ研究における次世代シーケンサーの活用
西山 智明(金沢大学)
 
Part 2: エボデボ研究の実際
 
植物の陸上化―陸上植物の姉妹群シャジクモから見えてくるもの
坂山 英俊(神戸大学)
 
コケ植物のエボデボから見えてきた陸上植物の胞子体の複雑化
榊原 恵子(広島大学)
 
種子植物の葉と珠皮―扁平な兄弟器官の進化
山田 敏弘(金沢大学)
 
複葉の発生と進化
木村 成介(京都産業大学)
 
枝とも葉ともつかない器官の進化
―アスパラガス属における新奇葉状器官の獲得とその形態の多様化
中山 北斗(京都産業大学)
 
器官の中身と器を入れ替える進化―カワゴケソウの奇妙な形態形成
厚井 聡(奈良先端科学技術大学院大学)
 
花生態学と遺伝学・発生学の架け橋―チャルメルソウ,ミゾホオズキ,キンギョソウを例として
奥山 雄大(国立科学博物館)
 
トピックス
果物の匂いは媚薬の香り
利嶋 奈緒子・谷村 禎一(九州大学)
 
ゾウの「第6指」―つま先立ち姿勢での役割を探る
江木 直子(京都大学霊長類研究所)
 
いきものの不思議
「烏合の衆」ではないカラスの群れ―個体認知に基づくカラスの社会
近藤 紀子(帝京大学)/伊澤 栄一(慶應義塾大学)
 
Review
アカトンボが赤くなるメカニズムの解明
二橋 亮(産業技術総合研究所)
 
ハエトリグモはピンぼけ像を使って奥行きを知覚する
―独自の進化を遂げた目のユニークな奥行き知覚メカニズム
小柳 光正・寺北 明久(大阪市立大学)
 
講座
温暖化影響のいま―生態系と農林水産業へのインパクト[新連載]

第1回:気候変化と気候変動―国際的な動向
山形 俊男(海洋研究開発機構)
 
 
生物の系統と新しい分類体系
第7回:動物[哺乳類を除く]―その多様性と進化の全体像
西川 輝昭(東邦大学)
 
がんばれ生物クラブ
愛媛大学附属高等学校 理科部
―幼稚園,小・中学校,大学や地域との連携部活動をめざして
松本 浩司(愛媛大学附属高等学校)
 
花便り
宿木
稲冨 茂樹(旭有機材工業)
 
 
◆ お知らせ
◆ 遺伝学普及会コーナー
◆ 次回予告・奥付
 
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