『生物の科学 遺伝』 バックナンバー
■ 2015年11月号 ISBN 978-4-86043-424-3
 
 
特集 動物園・水族館の“種”保存機能
─ 遺伝子保存から野生復帰へ
【特集にあたって】
動物園/水族館における種保全事業の理解に向けて
─ 一般市民の意識が変わることも園/館を“本当”の姿に変える力になる
上野 吉一(名古屋市東山動植物園)
 
動物園/水族館としての「種の保全」
─ 教育そして「種保全センター」としての働きにシフト
上野 吉一(名古屋市東山動植物園)
 
第三の種保存技術─希少動物の配偶子保存
─ 保存した配偶子から産子を作出する技術開発が急務
楠 比呂志(神戸大学)
 
動物園動物の妊娠・出産を支える科学的な繁殖管理
─ アジアゾウの繁殖を例に
楠田 哲士(岐阜大学)/茶谷 公一・橋川 央(名古屋市東山動物園)
 
動物園・水族館の組織的な種の保存への取り組み
─ 国や地域,さらにはグローバルな連携による挑戦
高見 一利(大阪市天王寺動物公園)
 
野生復帰事例:コウノトリの郷の活動
─ 地域に密着し多様な人々と価値観をつなぐレジデント型研究
菊地 直樹(総合地球環境学研究所)
 
大型類人猿の野生復帰プロジェクトにおける動物園や保護団体の役割
─ アフリカ中部の事例に学ぶ
岡安 直比(元・コンゴ共和国ゴリラ野生復帰プロジェクト・ブラザビル孤児院)
 
水族館としての種の保存の現状
─ アカウミガメを通して見た水族館での「種の保存」の可能性
栗田 正徳/岡本 仁(名古屋港水族館)
 
国外事例にみる動物園と野生復帰
─ 野生復帰政策の発展による成果
羽山 伸一(日本獣医生命科学大学)
 
 
講座 メンデルブドウ100年
【第3回】 メンデル法則の波及から@ ─優生学説との関わり
長田 敏行(東京大学名誉教授/法政大学名誉教授)
 
生命科学を目指す諸君へ
【第5回】 免疫研究が今熱い!
吉村 昭彦(慶應義塾大学)
 
裏山の昆虫誌
マツムシ
丸山 宗利(九州大学総合研究博物館)
 
高校生物の進化学
【第6回】 進化を観察する
池田 博明(元・神奈川県立西湘高等学校)
 
◆ インフォメーション〈書評 〉
◆ 総目次
◆ 遺伝学普及会コーナー
◆ 次回予告
 
 
■ 2015年9月号 ISBN 978-4-86043-423-6
 
 
特集:分類学と応用科学の接点
-多様な生物の持つ有用な特性に"気づき",それを"利用する"
【特集にあたって】
大塚 攻(広島大学)/江口 克之(首都大学東京)/篠原 現人(国立科学博物館)
 
昆虫の形態研究とバイオミメティクス─データベースを構築し生物多様性を効率的に活用へ
野村 周平(国立科学博物館)
 
アリのペプチド系毒素の多様性と分類学
稲垣 英利(産業技術総合研究所)/長谷川 英祐(北海道大学)/緒方 一夫(九州大学)/
増子 恵一(専修大学)
 
 
モウセンゴケ属の種分化と 日本産種にみられる抗アレルギー効果
星 良和(東海大学)
 
海綿由来の天然物と分類の関係
─有用天然物探索における生物の統合的な分類および同定
高田 健太郎(東京大学)/伊勢 優史(名古屋大学)
 
 
フグは食いたし,命は惜しし
─フグ類の分類と毒性
松浦 啓一(国立科学博物館)
 
 
水産学に必要不可欠な形態学,分類学
─特にバイオミメティクスとの関連から
大塚 攻(広島大学)/梶 智就(University of Alberta)/西川 淳(東海大学)/
西田 周平(東京大学)/浅川 学(広島大学)/田角 聡志(東京大学)
 
 
多様な酵母の能力と応用利用─油脂や酵素の生産基盤としての酵母にも注目
正木 和夫(酒類総合研究所)/歌島 悠(東洋紡)/家藤 治幸(愛媛大学)
 
日本列島のデング熱,流行と媒介蚊
─名称探しへの困惑が分類学研究強化のきっかけに
 
 
抗酸菌属に潜む分類学と臨床現場の乖離
─医学・薬学などとの発展的融合を模索
和田 崇之(長崎大学)/吉田 志緒美(近畿中央胸部疾患センター/長崎大学)/
山本 太郎(長崎大学)
 
 
珪藻類の休眠期細胞を利用した応用科学
石井 健一郎・神川 龍馬・澤山 茂樹・宮下 英明(京都大学)/石川 輝(三重大学)/
今井 一郎(北海道大学)
 
 
講座 メンデルブドウ100年
[第2回]メンデルの子孫
長田 敏行(東京大学名誉教授/法政大学名誉教授)
 
裏山の昆虫誌
ツノゼミ
丸山 宗利(九州大学総合研究博物館)
 
生命科学を目指す諸君へ
【第4回】大学教育における生態学と進化学
嶋田 正和(東京大学)
 
高校生物の進化学
【第5回】 「進化発生学」
池田 博明(元・神奈川県立西湘高等学校)
 
 
■ 2015年7月号 ISBN 978-4-86043-422-9
 
 
特集:環境ウイルス―生物の進化と生態のカギを握る微小生命体
特集にあたって
知られざるウイルスの世界をあばく
武村 政春(東京理科大学)/緒方 博之(京都大学)
 
【Part1】水環境に生息するウイルス
水環境のウイルス─シーケンシング技術の発達により生態系での働きが明らかに
真砂 佳史(国連大学)/稲葉 愛美・風間 しのぶ(東北大学)
 
地球最大のウイルス貯留池:海洋─遺伝資源としての海洋ウイルス利用を目指して
浦山 俊一・吉田 光宏・吉田(高島) ゆかり(海洋研究開発機構)
 
 
【Part2】生物とウイルスの相互作用
環境におけるシアノバクテリアとウイルスのせめぎ合い

─シアノバクテリアとウイルスの共進化
吉田 天士(京都大学)
 
珪藻ウイルスの生態学
─ガラスの鎧を持つ生物に感染するウイルス
外丸 裕司(水産総合研究センター)/木村 圭(佐賀大学)
 
 
昆虫ポックスウイルス
─昆虫への適応戦略をのぞく
仲井 まどか(東京農工大学)/高務 淳(森林総合研究所)
 
 
細胞内共生クロレラに感染するウイルス
─巨大ウイルスのパイオニア
山田 隆(広島大学)
 
 
【Part3】環境ウイルスと進化
DNAポリメラーゼから紐解く真核生物の進化と核細胞質性大型DNAウイルスの関係
武村 政春(東京理科大学)
 
野生動物
─ウイルス共進化─宿主との遥かなる旅路の果て
新井 智(国立感染症研究所)
 
 
海洋巨大ウイルス
─ゲノムから見えてきた多様性と生態
緒方 博之・五斗 進・三原 知子(京都大学)
 
 
古細菌ゲノム進化とウイルス
─生命の起源といわれる熱水環境における共進化過程の解明に期待
大福 高史・弓矢 真穂・左子 芳彦(京都大学)
 
 
メンデルブドウ100年
[第1回]チェコ共和国ブルノで途絶えたメンデルブドウは小石川植物園より贈られて復活した。そのメンデルブドウは来日して100年を迎えた。
長田 敏行(東京大学名誉教授/法政大学名誉教授)
 
 
生命科学を目指す諸君へ
日本の強みバイオテクノロジー
大矢 禎一(東京大学)
 
高校生物の進化学
第4回 「集団遺伝学」
池田 博明(元・神奈川県立西湘高等学校)
 
裏山の昆虫誌
カナブン
丸山 宗利(九州大学総合研究博物館)
 
 
■ 2015年5月号 ISBN 978-4-86043-421-2
 
 
特集I:遺伝教育―日本と海外の比較
グローバル化時代の遺伝教育─世界に発信しよう日本の遺伝教育
向井 康比己(大阪教育大学)
 
日本の中学校・高校における「遺伝教育」─現状と問題点
池内 達郎(元・東京医科歯科大学)
 
スーパーサイエンスハイスクールにおける遺伝分野研究活動例
─生徒とともに歩んできた身の回りの生物を対象とした遺伝子解析と人類遺伝学
谷 良夫/十塚 正治(兵庫県立尼崎小田高等学校)
 
 
国際バカロレア生物での遺伝学の扱いについて
─世界を舞台に活躍する人材輩出に向けてプログラムが始動
齋藤 淳一(東京学芸大学附属国際中等教育学校)
 
 
遺伝教育におけるシンガポールと日本の比較─シンガポール教育の優れた点
リー・シャンシャン(シンガポール教育省)/山本 真紀(関西福祉科学大学)
 
 
インドにおける高等学校教育の“遺伝の科学”─段階的遺伝学習プログラム
サントッシュ・クマール・シャルマ(大阪教育大学/元デリー大学)/山本 真紀(関西福祉科学大学)
 
 
チェコ共和国の遺伝教育
─メンデルの祖国での遺伝教育の変遷
ハナ・シムコバ(チェコ国実験植物学研究所)/遠藤 隆(チェコ国パラツキ―大学,チェコ国実験植物学研究所)
 
 
英語圏サブサハラアフリカ諸国における「遺伝リテラシー」の意義
─‘人類の起源’アフリカにおける「いのちの教育」の観点から
ソロモン・サルフォ(セントルイス教育大学)/末岡 加奈子(大阪大学大学院)
 
 
特集II:看護師の人材育成とヒト遺伝学教育
看護師への「ヒト遺伝学教育の必要性」─生命倫理を熟知し遺伝看護サービスの質向上へ
神崎 秀嗣(大和大学)
 
医療専門職は「遺伝学教育」から「ヒト遺伝学教育」へ─ヒト遺伝学教育ワークショップからの提言
神崎 秀嗣(大和大学)/松永 充博(大阪大学大学院)
 
生命倫理教育のススメ─遺伝子検査の結果を正しく理解し活用するために
松永 充博(大阪大学大学院)/神崎 秀嗣(大和大学)
 
Review
遺伝的多様性の新しい意義─生態と進化のフィードバックへの影響
笠田 実(東京大学)/山道 真人(京都大学)/吉田 丈人(東京大学大学院)
 
生命科学を目指す諸君へ
第2回 植物万歳!
舘野 正樹(東京大学大学院)
 
高校生物の進化学
第3回 突然変異
池田 博明(元・神奈川県立西湘高等学校)
 
裏山の昆虫誌
丸山 宗利(九州大学総合研究博物館)
 
【訂正】
2015年5月号『生物の科学 遺伝』の目次でページに誤りがありました。
お手数ですが、下記修正をお願いいたします。
また、下記リンクより修正版目次PDFをダウンロードいただき、代わりにご使用ください。
お詫びして訂正いたします。
修正版目次ダウンロードはこちら
 
タイトル
看護師への「ヒト遺伝学教育」の必要性 216 218
医療専門職は「遺伝学教育」から「ヒト遺伝学教育」へ 221 223
生命倫理教育のススメ 228 230
生命科学を目指す諸君へ 236 238
高校生物の進化学 241 243
裏山の昆虫誌 251 253
インフォメーション〈書評〉 253 254
 
写真(3枚目) P.241 P.243
写真(4枚目) P.251 P.253
 
■ 2015年3月号 ISBN 978-4-86043-420-5
 
 
 
特集にあたって
国内外来種問題に対する一層の理解のための科学的知見の集積
五箇 公一(国立環境研究所)
 
日本産爬虫類における,外来種の持ち込みや生息環境の人為的改変に伴う遺伝的撹乱の問題
太田 英利(兵庫県立大学)
 
昆虫における国内外来種問題の現状──研究者から行政,教育界,利用者,愛好家,販売業者,マスコミまで全関係者の相互理解が必要
荒谷 邦雄(九州大学)
 
植物における国内外来種の現状──緑化用在来種の利用にも地域性認識が必要
早川 宗志/西田 智子(独立行政法人 農業環境技術研究所)
 
樹木の種苗移動に関する遺伝的ガイドラインの必要性──植林には天然林の遺伝的多様性や地域性を乱さない保全方法が重要
津村 義彦(筑波大学)
 
交雑がもたらす遺伝子汚染の実態──雑種に隠された危険性
河村 功一(三重大学)
 
効果的な国内外来種対策の提言──小笠原諸島自然遺産地域を事例に
吉田 正人(筑波大学)
 
コラム
国外外来生物の実情
五箇 公一(国立環境研究所)
 
高校生物の進化学
第2回 ダーウィンフィンチの自然淘汰
池田 博明(元・神奈川県立西湘高等学校)
 
生命科学を目指す諸君へ
講座開設にあたって
石浦 章一(東京大学大学院総合文化研究科)
 
第1回 大学入試と医学部教育
丸山 敬(埼玉医科大学)
 
裏山の昆虫誌
ヒメアメンボ
丸山 宗利(九州大学総合研究博物館)
 
 
 
 
■ 2015年1月号 ISBN 978-4-86043-419-9
 
 
 
特集にあたって
ニュートリゲノミクスの学問分野としての成り立ち
 ─機能性食品研究から統合オミクスによる食品−生体相互作用研究へ
中井 雄治(弘前大学)
 
コラム
セントラルドグマ・オミクス・ニュートリゲノミクス・次世代シークエンサー
中井 雄治(弘前大学)
 
Part1 現在のニュートリゲノミクス研究
β-クリプトキサンチン─非アルコール性脂肪肝炎改善のメカニズムとデータベースでの活用
小堀 真珠子(農業・食品産業技術総合研究機構)
 
ニュートリゲノミクス解析に基づく褐藻カロテノイド,フコキサンチンの栄養機能性
宮下 和夫・細川 雅史(北海道大学)
 
ニュートリゲノミクスによるLactobacillus brevis KB290(ラブレ菌)の免疫賦活作用の解析
 ─ラブレ菌は免疫細胞を活性化させる
福井 雄一郎(カゴメ株式会社)
 
ホエイペプチドの機能性研究─DNAマイクロアレイを用いた遺伝子発現の網羅的解析
神田 淳(株式会社明治)
 
Part2 ニュートリゲノミクス研究の可能性
ニュートリゲノミクスとニュートリショナルジェネティクス
 ─遺伝子解析による栄養指導の可能性
水島 洋(国立保健医療科学院)/佐藤 洋子(東京医科歯科大学)/飯島 久美子(国際医療福祉大学)
 
プロテオミクスを用いた膜輸送体の網羅的発現変動解析
─食餌等による栄養吸収の変化をとらえる
永森 收志・金井 好克(大阪大学)
 
生命科学発展のためのメタボロミクス技術基盤の構築
津川 裕司(理化学研究所/大阪大学)/福崎 英一郎(大阪大学)
 
食品分析におけるメタボローム解析
 ─香りや風味の一斉評価
及川 彰(山形大学)/飯島 陽子(神奈川工科大学)
 
Review
アサガオの花の老化を制御する遺伝子
渋谷 健市(農業・食品産業技術総合研究機構)
 
「裏山の昆虫誌」
ナミスジフユナミシャク  
丸山 宗利(九州大学総合研究博物館)
 
高校生物の進化学
第1回 ヒトとサルの祖先は共通
池田 博明(元・神奈川県立西湘高等学校)
 
 
◆ 書評
◆ 遺伝学大賞募集
◆ 遺伝学普及会コーナー
◆ 次回予告
 
 
 
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