松岡 廣繁 Hiroshige MATSUOKA
(京都大学大学院理学研究科・地質学鉱物学教室)
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1971年愛知県生まれ。1994年横浜国立大学教育学部地学科卒業。1999年博士(理学)の学位取得(京都大学)。1999年12月より現職。
「私と骨とのつきあいは,横国の卒業論文のテーマを決めるとき,教授(長谷川義和現群馬県立自然史博館長)から「おまえは,鳥だ」の一言(だけ)と共に大きな標本箱2箱分の化石をドンと手渡された日にさかのぼります。といっても大学に鳥の比較標本はなく,その日から新宿の科博分館はじめ鳥骨を所蔵する博物館などに出入りさせていただくとともに,三浦半島の海岸線や相模川の河口州などで,鳥の死体を探して廻る日々が始まりました。車を運転中も道路脇の交通事故死体にめざとくなりました。そして当時経験した,「自分で作った標本で,化石の種類が決まる」楽しさ嬉しさに,この道に取り付かれてしまい,今までコツコツと骨のコレクションを増やしてきました。この本が次の「骨好き」を生めば幸いです。」
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安部 みき子 Mikiko ABE
(大阪市立大学大学院医学研究科器官構築形態学)
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「骨だけ愛している,ボーン・コレクターの安部です」
生まれも育ちも畿内。年齢不詳(自称:いつまでたっても38歳)。
武庫川女子大学卒業後,大阪市立大学医学部解剖学第2講座に就職。その後,所属名称が大阪市立大学大学院医学研究科器官構築形態学に変更,現在に至る。学術博士。
研究分野:自然人類学(考古動物学)。人類遺跡から出土した動物遺存体から人の生活様式や古環境の復元。
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伊藤 恵夫 Yoshio ITO
(武蔵野美術大学「生物学」非常勤講師)
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「骨の伊藤です」
東京生まれ。年齢不詳(若い)。
武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業後,国立科学博物館古生物第三研究室(古脊椎動物)技術補佐員を経て,東京芸術大学大学院博士後期課程(美術解剖学)修了。博士(美術)。美術解剖学会理事。ブラックヒルズ地質学研究所(米国)アドバイザー。ボーンクローンズ株式会社(米国)コンサルタント。
著書:『恐竜学最前線vol.1〜13』学研(共著),『ほね』フレーベル館(指導),『最新・恐竜進化論』宝島社(共著)など。訳書:『恐竜のからだ』講談社,『図説・恐竜』ほるぷ出版,『恐竜の世界』みき書房など。
監修書:『ホネ事典』あすなろ書房,『ビジュアル博物館 骨格』同朋社,『恐竜大図鑑』ネコ・パブリッシングなど多数。
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原島 広至 Hiroshi HARASHIMA
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歴史・サイエンスライター,エディトリアル・デザイナー,マルチメディア・クリエイター。楔形文字(古代アッシリア語),象形文字(古代エジプト語),ギリシャ語・ヘブライ語に加え,「甲骨文字」にも深い関心を寄せる。骨を愛するあまり,『骨単-語源から覚える解剖学英単語集[骨編]』を上梓。種々の動物の骨格標本を蒐集し,その美しいフォルムを3D化しようと狙っている。他に『肉単[筋肉編]』『脳単[脳・神経編]』『臓単[内臓編]』『骨単MAP&3D』『生薬単−語源から覚える植物学・生薬学名単語集』の著作がある。
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タカザワカズヒト Kazuhito TAKAZAWA
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1974年生まれ。2006年度東京写真学園プロカメラマンコース研修科卒業。現在(株)エヌ・ティー・エスにフォトグラファーとして勤務しながら,CDジャケット,ファッション,建築,エディトリアルなどでフリーとしても活動。
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