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■開催日時:2024年9月13日(金) 10:00〜17:00
■会場:連合会館「201会議室」(千代田区神田駿河台3-2-11)
■受講料:41,800円 (税、テキスト代含む)
■定員:30名
■主催:(株)エヌ・ティー・エス
「食品フォーラム塾」企画運営委員会
佐藤 邦裕氏 公益社団法人 日本食品衛生協会 技術参与
濱崎 芳活氏 味の素株式会社 コーポレートサービス本部 品質保証部
品質保証推進グループ長
塩田 智哉氏 イカリ消毒株式会社 執行役員 コンサルティング部 部長
■本講座の狙い:
・自治体に毎年届けられる食品苦情のうち、有症苦情を除けば異物混入が例外なく苦情のトップです。
原因究明が表面的なレベルに止まり対症療法を繰り返す結果、苦情が再発する傾向が数多く見られ
ます。
・「消費者クレーム未然防止」の鍵は、製造現場で日々生起する問題の本質を品質管理マネージャー
がいかに把握し、有効な問いかけを現場の担当者に行えるか、混入の真の原因を探り水平展開でき
るか、に係っています。
・本講座は上記の要となる現場志向の品質管理マネージャーの育成を目指し、必須事項の学習と経験
交流、成果の共有を実現する新たな研修の試みです。
決して異物に特化した専門家を育てることが目的ではなく、異物問題の掘り下げを通して、真の品
質管理担当者の育成とあるべき姿の探求にあります。(食品フォーラム塾 企画運営委員会)
■プログラム:
【第1部】異物クレームの再発防止から未然防止への実践シナリオ
2024年9月13日(金) 10:00〜17:00
1.異物クレーム再発防止の着眼点と改善のシナリオ
〜 現場を動かす品質管理マネージャーの基本業務 〜(10:00〜11:30)
公益社団法人 日本食品衛生協会 技術参与 佐藤 邦裕氏
異物混入対策の本質を認識し、現場目線で再発防止策を立案・構築する品質管理マネージャーを養成する。
異物混入防止の鍵は常に製造現場にあることを認識し、作業従事者に寄り添いながら丁寧な情報収集に努め、
コミュニケーションの充実を図る。集まった情報を基に現状を把握、再検証する。日常作業体制の中で無理
なく実践・継続しうる改善対策を立案、試行する。活動の反復・検証・継続を通じて、異物混入未然防止体制の
構築を指向する。
(1)異物の概念を理解する
(2)異物混入対策は品質管理課題
(3)検品を強化しますは本当か
(4)異物混入の本当の怖さとは
(5)組織的な5Sの実践事例から学ぶ
組織的な5Sの実践事例を通して、リンゲルマンの法則・グッドマンの法則・モニタリングの基礎など上記課題を
実践するための基本ツールについて学習する。
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佐藤 邦裕 |
<11:30〜12:30 昼休み>
2.工場の実態に応じた異物の原因究明と対応の流れ(12:30〜13:30)
株式会社ハウス食品分析テクノサービス
マーケティング・ソリューション企画部 副課長/コンサルタント
飯島 義之氏
異物混入クレームで大切なことは、社として早急に原因を究明し、対策を実施することです。そのためには、
異物混入の原因究明がスムーズに出来る様に、工場で事前に準備しておくことが必要となります。もし、
異物混入クレームが工場起因で発生した場合は、早急な修正処置及び、是正処置が必要です。今回の講演は、
異物の原因究明と対応の流れについて、工場での経験に基づき、お話をさせて頂きます。
(1)異物混入ルートの究明
(2)異物混入クレームの原因究明と対策の考え方
(3)異物データの集積とその応用
(4)工場で発生しうる異物の管理
(5)異物混入リスク分析とリスク低減活動
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飯島 義之 |
<休憩10分>
3.原因究明から真の再発防止への展開方法
〜 クレームの未然防止を目指して 〜(13:40〜15:40)
イカリ消毒株式会社 コンサルティング部 チーフコンサルタント 武藤 久美子氏
クレーム発生時に再発防止策は実施するものの、その後似たような問題が再発してしまう場合があります。
ここでは、製造現場に沿った対策立案のポイントの他、1つのクレームから横展開し、クレームの未然防止に
繋げるための考え方について、演習を通じて解説します。
(1)クレーム対応の活動と再発防止手順を振り返る
(2)修正と是正の違いを振り返る
(3)演習:再発防止策を現場視点で考える
(4)演習:クレーム対策から工場全体の未然防止に繋げる
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武藤 久美子 |
<15:40〜16:00 休憩/質問票回収>
4.総合質疑&情報交換会(16:00〜17:00)
座 長:公益社団法人 日本食品衛生協会 佐藤 邦裕氏
*第1部終了
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