バイオ・メディカル
本書は植物を一つの複雑システムと捉え、理工農を越えて学際的に様々な階層レベルに存在する様々な研究ニーズ・技術ニーズの基礎と応用、さらには初学者の知的好奇心までも満足させることを目標に編集された。
植物特有の形、自己組織化機能、自己増殖修復機能、学習などのダイナミクスや形成機構の解明、植物間の種々の相互作用から想定される植物の生存・成長・分化機能の解明など純学問的探求を通して、植物が呈す全ての性質を可能な限り人工的に模倣・応用し、最終目標として、遺伝子の発現を介した植物の機能や形態の発現プロセスそのものがどのように人工物として応用できるかに対するヒントや回答を示すことができればと期待している。
 
2006年8月18日
本体51,200円+税
720頁
B5
ISBN4-86043-131-6
 
【監修】(五十音順)
 甲斐 昌一 九州大学大学院工学研究院エネルギー量子工学部門応用物理学講座教授
 森川 弘道 広島大学大学院理学研究科数理分子生命学科教授・科学技術振興機構(CREST)
 
【編集委員】(五十音順)
 鈴木 泰博 名古屋大学大学院情報科学研究科複雑系科学専攻助教授
 高林 純示 京都大学生態学研究センター教授
 福崎 英一郎 大阪大学大学院工学研究科生命先端工学専攻助教授
 福田 裕穂 東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻植物科学大講座教授
 湯本 貴和 総合地球環境学研究所研究部教授
 
第1編 総論基礎編

形と構造

情報と輸送
 
第2編 植物の制御と代謝

制御とホルモン

エネルギーと代謝
 
第3編 機能応用編

細胞壁と細胞

組織と器官(木,竹,つる,草)

刺激と応答

自己認識と他者認識

分泌と運動

相互作用

生存戦略

プラントミメティックスと工学応用
 
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