進化論 150 年の歴史をたどり
分子進化から表現型の進化をひもとく
「進化を引き起こす原動力は何なのか?」
これは,ダーウィン以来ずっと論争の的となってきた問題である.
本書では,過去150年間に提唱されたさまざまな進化論を振り返り,
近年のゲノミクスや発生生物学の知見をもとに,
進化における突然変異の重要性を明らかにする.
表現型の進化を遺伝子や分子レベルの進化からひも解くことで,
進化機構の本質がみえてくる.
分子進化学の発展を牽引してきた著者の集大成であり,
この分野を専攻する学生や研究者,進化理論に興味のある読者に
とって必読の書.
原書『Mutation-Driven Evolution』Oxford Univ Pr.(2013)
原書著者 Masatoshi Nei
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