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食べるという行為は,生態学的,栄養学的充足を満たす以上の役割を担ってきた。
食べ物は最も原始的な富の形態として生産,貯蔵,交換を通じ経済活動を構築し、
地域の風土と結びついた食べ物は、人々のアイデンティティと深い関わりをもつ。
本事典では,これまでの食研究のアプローチを紹介する章,「食べ物・飲み物」
「料理・調理・加工・保存」といった食を人間と自然・生態とをつなぐものとして考える基礎的な章,
「健康・科学」「味」といった身体という観点から食と文化の関係を考える章,
「信仰と宗教・儀礼・祝祭」「象徴・意味・価値観」といった食の多様なあり方に関する章,
「生産・流通・廃棄」「社会・政治・国際制度」「グローバル化する食・変化する食」など,
現代における食の動態を扱う章を設定した。
最終章では,世界の諸地域で育まれた食文化を地域ごとに紹介した。
食文化の体系を理解するための基礎的・学際的な知識を提供する一冊である。 |
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発刊日 |
2021年1月 |
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定 価 |
本体20,000円+税 |
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頁 数 |
716頁 |
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造 本 |
A5 |
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発行所 |
丸善出版 |
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ISBN |
978-4-621-30593-5 C539 |
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編集委員長 野林 厚志
■章タイトル
1.理論・概論
2.食べ物・飲み物
3.食の生産・流通・廃棄
4.調理・加工・保存
5.食事
6.信仰と宗教・儀礼・祝祭
7.健康・科学
8.象徴・意味・価値観
9.社会・政治・国際制度
10.グローバル化する食・変化する食
11.味
12.地域の料理と食文化
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世界の食文化百科事典 |
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